南海トラフ地震から
あなたを守る知恵!
地震大国日本で生活する上で
知っておくべき事!

大型地震が発生した際は、何が生死を分けるのでしょうか?

熊本地震が発生した際には震度7を2回記録しました。

地震大国 日本で生活するのであれば、この時の教訓を肝に銘じて生かさなければなりません。

今回は防災に関して、大切な事をお話させて頂きます。

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地震発生直後は寝室での圧死に要注意

熊本市の自宅で被災したある男性は、4月16日に発生した本震の恐怖をこのように振り返っています。

「阿蘇山の噴火は気になっていたんですが、まさかこんなに大きな地震が起きるとは全く考えていませんでした」

熊本地震は4月14日と16日の2回にわたって最大震度7を記録しました。

どちらも夜間に発生しました。

自宅で死亡した人の多くは、家屋が倒壊してしまい圧死したり窒息してしまいました。

「腐るほど防災グッズを準備していたとしても、家が倒壊してしまえば全く役に立ちません。

家屋が倒壊してしまえば、命を奪うだけではなく、火事を起こしたり、道路を塞いでしまって救助活動を妨げてしまう事もありえます」

と日本防災士会の橋本茂さんは語っています。

震度7の揺れが生じた場合、鉄筋コンクリートの建築物だったとしても、耐震性が低ければ、たくさんの物が倒れてしまいます。

震度7の地震に備えるためにも、住宅の耐震化に取り組んで頂きたいのですが、
数百万円を超えるような高額な費用がかかってしまう事もあります。

そういう事もあって、実際のところ、住宅の耐震化が十分に進んでいるとは言えません。

とくに、高齢の1人暮らしの方や夫婦だけで生活している場合は躊躇してしまう傾向にあります。

但し、本格的に耐震補強をする事は出来なくても、あなた自身を守る対策方が全くないわけではありません。

名古屋大学の福和伸夫先生は、寝室など屋内の1か所に焦点を当てて補強する事を推奨しています。

金属加工メーカーのニッケン鋼業が「防災ベッド」を開発しました。

ベッド上をアーチ状に覆った鋼鉄製のフレームは、真上からの重さに関しては10トンまで耐える事が出来ます。

大人2人なら2時間程度で組み立てる事が出来ます。

値段は20万円からで、ちょっと高いと感じるかもしれませんが、命を守ってくれると思えば購入を検討してみる価値はあるのではないでしょうか。

防災グッズ

震度7の地震に備えて、是非ともやって頂きたいのが、家具の転倒防止対策です。

福和先生は、都心で目にする事の多い高層マンションに潜んでいる危険性を指摘しています。

「熊本地震が発生した際には長周期地震動の階級4を観測しました。

タワーマンションだったら更に強く揺れたはずです。

家具の転倒防止策は重要です」

家具の転倒を防止するための商品は、ホームセンターなどで頻繁に目にします。

防災用品コーナーに足を運ぶと家具と天井の間に設置する突っ張り棒や、薄型テレビの底面に貼る粘着マットなどが並んでいます。

値段的にも数百円~千円台とお手頃な価格ですので、是非とも購入して頂きたいと思います。

使い方で効果が全く違う

熊本県在住の男性は以下のように仰っています。

「箪笥(たんす)やテレビ、家具は全部倒れてしまって滅茶苦茶になりました。

地震用の転倒防止金具をつけたんですが、金具が全部吹っ飛んで全く役に立ちませんでした」

転倒防止金具を使って高い效果を得たいのであれば、転倒防止金具の設置の仕方に注意しなくてはなりません。

持ち家に住んでいる方にはL字金具を推奨していますが、壁の裏側の間柱(まばしら)の部分につけないと意味がありません。

賃貸物件にお住いの方ですと、壁に穴を開ける事が出来ないので突っ張り棒を推奨しています。

ですが、家具の手前じゃなくて壁側に設置しないと効果がありません。

天井の強度も確認しておかなければなりません。

大地震が発生して生き延びる事が出来ても、今までとは全く異なる日常が待ち受けています。

熊本地震が発生した際には、食料や水が十分に行き渡りませんでした。

熊本在住の男性は、避難所で最初に配給されたのは、家族3人で小さなご飯パックが一つだけだったそうです。

「前震の時はそれほど困る事がなかったので、週末に買えば大丈夫と考えていたら、大きな地震が起きてしまった」と語っています。

もしも都心で大地震が発生したら、被災者が多すぎて全員をサポートする事など不可能なはずです。

都会にお住いの方は十分すぎるほどの準備が必要です。

それでは何をどの程度用意しておけば良いのでしょうか?

自治体が提供している備蓄リストだけでは不十分だと感じます。

ライフラインもサポートも無くて、物を買う事など出来ないと想定しなくてはなりません。

家族全員分の1週間分のメニュー表を作る事をお勧めします。

そうすると実際に必要な食材や量がハッキリします。

ハード面の防災対策は日に日に進化していますが、危機意識を十分に持っているとは言えません。

避難所

周囲の方の配慮や工夫次第で災害弱者に優しい生活空間を作る事が出来ます。

避難所での生活が長引いてしまうと、どうしても健康を害しやすくなります。

雑音によるストレスは周囲の方もなかなか気づきにくいそうです。

避難所では、体の向きを人の動きが少ないほうに向けたり、ダンボールで衝立(ついたて)を作ったりするだけでも随分と精神的に落ち着くそうです。

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ペット連れの方にも配慮が必要

各地の避難所で、ペット連れの被災者が廊下や屋外で過ごす事もあります。

震度7の揺れから一夜明けた4月15日、益城町の町総合体育館に、愛犬と一緒に避難している方がいました。

体育館の内部はペットと一緒に入る事が出来ません。

仕方なく、出入り口に面した廊下の椅子に座って、愛犬を床に寝かせていました。

飼っている犬は家族同然です。

環境省はペットと一緒に避難する事を呼びかけています。

ペットを家に置いたまま避難してしまうと、ペットが衰弱してしまって、最悪の場合、死亡してしまう可能性があります。

東日本大震災(3.11)が発生した際の自治体アンケートで、避難所でのペットに関するトラブルは「鳴き声や匂い」の苦情が一番多かったそうです。

他にも、「ペットが子供に襲いかかるのが心配」「ノミが発生」「アレルギー体質の人がいるので、避難所内での飼育は困難」というような声があがりました。

ペットは比較的元気でも、飼い主の体調が優れない事も多いそうです。

避難所生活をしていると、どうしてもストレスが溜まってしまいます。

強い余震が連続して発生して、終息の見通しが全く立たないような状況であれば尚更です。

被災者がエコノミークラス症候群で死亡するという悲劇も起きています。

小さな「快」の積み重ね

避難所では「快の刺激」が大切です。

避難所での生活が長引いてしまうと、心身ともにクタクタになってしまいます。

すれ違う時に笑顔を交わしたり、深呼吸するだけでも、「緊張感」を和らげる事が出来ます。

ささいな快さ、「快」の感覚が心身に想像以上の良い効果をもたらすようです。

お金をかけなくても、避難所の中で小さな『快』の刺激を連鎖させる事は可能です。

サポートする人もサポートされる人も、健康をキープしながら長丁場に備えて頂きたいです。

SNSが大活躍

益城町にお住まいのある5人家族は、就寝中にM7.3の揺れが襲いかかって、倒壊した家屋に閉じ込められてしまったのですが、
長男が持っていたスマホが命綱になりました。

LINEで「いえのしたじきになりました!」と、メッセージを送信出来たおかげで救助されたのです。

電話回線はダウンしてしまったのにLINEなどのSNSは大丈夫でした。

何故SNSは震災が発生しても強いのでしょうか?

SNSは電話回線ではなく、インターネット回線を使用しているからです。

電話はアンテナから中継局などを順に辿って通信しているので、経路のうちの一つでも破壊されたりデータが集中してしまうと通信がストップしてしまいます。

いっぽう、インターネットは、回線がクモの巣のように張り巡らされているので、一つが駄目になったとしても他でカバー出来ます。

LINEだけではありません。

情報の入手をfacebookに頼っている方も大勢います。

「あそこのスーパーはまだ物を売っている」「あそこの温泉は無料だ」「あそこの水は濁っている」というような情報がすぐに入って来ます。

細かいニーズの把握

LINEはグループトーク機能を使用した回覧板と言って良いでしょう。

ツイッターとfacebookは、不特定多数の方に情報を発信したい場合、物凄い力を発揮してくれます。

上手に使い分ける事が大切です。

外部とコミュニケーションをとりたい場合はツイッターやfacebookのほうが有効です。

地震が発生した際に車中で寝泊まりしながら、避難所を回って食料や物資の配送を続けて下さる人がいます。

ボランティア活動をしている方にとってはツイッターやfacebookなしのサポート活動は考える事が出来ないようです。

ボランティア活動をしている方には、全く面識の無い方からも続々と要請が寄せられるようです。

「オムツが足りません!」「避難所のボランティアは、全然食べていません」

タイムラインでこのような投稿を目にすれば、車を走らせて現地に向かいます。

SNSは被災者と支援者を繋げてくれる強力なツールです。

いっぽう、SNSにも負の側面が全く無いわけではありません。

4月14日夜、熊本県立大学のKさんは熊本市内のアパートで、地震に襲われて興奮と不安を消し去る事が出来ない状態でパソコンを開きました。

そうしたところ、「ライオンが逃げた」「原発で火災が発生」など、にわかには信じられない情報が目に飛び込んで来たそうです。

【拡散希望】という文字を目にすると、ついつい「協力」しなければならないという感情が頭をよぎってしまうようです。

根拠のないデマでも簡単に信じてしまいやすい状況だった事もあり、facebookで拡散した人が大勢いたのです。

残念ながら、民族差別をあおるような投稿もありました。

様々な情報が錯綜する時こそ物事を冷静に判断しなくてはなりません。

根も葉もない噂に惑わされないように気をつけなければなりません。

SNSの有効性は言うまでもありませんが、情報を鵜呑みにしてしまうと危険です。

今回のケースでは、「友達から聞きました」「知り合いからの情報」というような書き出しで始まる事が多かったようです。

出所が明らかになっていないのであれば、デマかもしれない、と疑ってかかったほうが良いでしょう。

ドローンで救う事が出来るか?

活用出来るITは、通信だけではありません。

全国各地から支援物資が集まっても、道路が寸断されたり、渋滞したりして、
支援物資を必要としている避難所に迅速に配送する事が出来ないという話はよく耳にします。

そのような時に「ドローンを使えばいいのに」という声が上がりました。

ドローンを使えば渋滞や地形の影響を受けません。

実を言うとドローンを物資輸送に使うプランは既に動いています。

大手企業が出資する「エアロセンス」は、災害が発生した際の医薬品輸送の実用化を発表しました。

例を挙げると、インスリンの薬は、たった1日でも投薬を怠ってしまうと生命の危険に直結してしまいます。

熊本県からのサポート要請はありませんが、将来ドローンが活躍する日が来るかもしれません。

但し、現段階では越えなければならないハードルがあります。

積載重量は、5kgもいけば限界です。

ですので、水や食料品などは少し無理があります。

水や食料をドローンで運びたいなら、複数機でピストン輸送をしなくてはなりません。

そこで、ドローンをどれだけ確保出来るかが求められます。

現段階では、高性能ドローンは「軽自動車並み」の価格です。

量産化してコストをダウンする事も求められます。

何だかんだ言っても、近い将来ドローンが人を救う日がやってくるに違いありません。

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