ここに来て、北朝鮮の聖山、白頭山(はくとうさん)で、火山性地震活動の活発化など噴火する気配がみてとれます。

火山が大噴火してしまうと火山灰が日本迄到達するなど深刻な影響がでると言われています。

ですが、それだけではありません。

これまでの歴史をふりかえると、驚く事に白頭山が噴火する前後の時期に日本でも火山が噴火したり、南海トラフ地震が発生した例もあります。

いよいよ感も否定できないですが、ここでは過去に発生した地震や噴火の資料に基づいて北朝鮮―日本と大災害が連鎖する可能性について考えていきます。

スポンサーリンク

白頭山、ガチ噴火のサイン!

白頭山は、北朝鮮と中国の国境地帯に存在しています。

標高2744メートルの火山です。

朝鮮では「ペクトゥサン」と言います。

昔から周辺に生活している部族の人から崇拝されてきました。

10世紀には過去2千年の間で最大クラスの巨大噴火を起こしました。

火山灰が日本の東北地方に及ぶまで降りそそいだのです。

それほど、活動期に突入した白頭山は危険な火山です。

その白頭山がここ最近、嫌な感じの動きを見せています。

国際学術大会に出席した北朝鮮の担当者が、この3年間で白頭山の周辺で10回地震が起きるなど、地下の動向が尋常じゃない事を明白にしたのです。

この国際学術大会にイギリス代表として出席したバークベック・カレッジのジェムス ハモンド先生の話では、白頭山では2002年~2005年にかけてトータルで3000回も地震が発生していたのに、この3年間では10回に減っています。

この事が噴火のサインではないかと危険視されているようです。

又、韓国の浦項(ぽはん)工業大学のイ・ユンス先生は、北朝鮮では調査するための器具とか人材が足りないせいで、南北が共同して研究するなど国際協力が不可欠だとアピールしました。

北朝鮮の核実験も影響 !?

北朝鮮は10年以上前から地下で核実験を積み重ねて来ました。

ですが、その後、核実験が白頭山の火山活動に与える影響を不安視する声が研究者達の間で上がり始めました。

2017年、アメリカのシンクタンクであるランド研究所のブルゥス ベネットさんは「北朝鮮が核実験を行ってしまうと、その大きさによっては白頭山の噴火に繋がるかもしれない」と注意喚起を促しています。

しかしながら実のところ、北朝鮮が世界から孤立しているせいで、残念ながら世界中の研究者達は白頭山の活動に関して正しい情報を得る事ができないでいます。

地下でマグマがどんな風に活動しているか等、ほぼ謎のままです。

白頭山が噴火すると本当に日本も危険

私は白頭山が噴火した年代を調査して、その前後にどういった出来事が起きたかを分析しました。

そこである事に気が付いてしまったのです。

白頭山が噴火する前後の時期に日本でも火山が噴火したり、南海トラフ地震などの大型地震が発生するケースが目立ちます。

尚且つそうした傾向は、主として西日本で著しいです。

以下に、その実例をデータで提示させて頂きます。

887年8月22日:仁和地震(にんなじしん)(南海トラフ全域説)、マグニチュード8~8.5

888年6月20日:八ヶ岳噴火、山体が崩壊したために千曲川で洪水が起きて多数の死亡者

893年3月23日:イラン・アルダビールで地震、死亡者15万人

893年(917年?):白頭山噴火?

937年:富士山噴火

938年5月17日:京都等で地震、マグニチュード7

946年:白頭山噴火、北海道から東北にかけて凄い量の降灰 ?

1596年9月1日:慶長伊予地震、マグニチュード7

1596年5月1日:浅間山噴火、噴石によって死亡者多数

1596年9月4日:慶長豊後地震、マグニチュード7~7.8、死亡者710人、別府―万年山断層帯

1596年9月5日:慶長伏見地震、マグニチュード7 前後、京都や堺で死亡者1000人以上

1597年10月6日:白頭山噴火、ソウルでも地震

1605年2月3日:慶長地震(けいちょうじしん)(南海トラフ津波地震?)、マグニチュード7.9~8 ?

1666年2月1日:越後高田地震、マグニチュード6.7前後、死亡者1400人~1500人

1668年:白頭山噴火

1668年8月17日:トルコ北部で地震、マグニチュード8、死亡者8000人

1670年6月22日:越後村上(えちごむらかみ)地震、マグニチュード6.7前後、江戸で有感地震 ?

1702年:白頭山噴火

1703年12月31日:元禄地震、マグニチュード8.1~8.2、死亡者6700人

1704年:浅間山噴火

1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域)、マグニチュード8.4~8.6、死亡者5千人~2万人以上

1707年10月29日:宝永富士宮地震、マグニチュード7

1707年12月16日:富士山噴火(宝永大噴火) ?

1903年:白頭山噴火

1903年4月28日:トルコ東部で地震、マグニチュード6.3、死亡者3600人

1904年8月:浅間山噴火

1904年11月6日:台湾で雲林斗六地震、マグニチュード6.1、死亡者145人

1905年1月22日:インドネシアで地震、Mw8.4

1905年4月4日:インド北部で地震、Mw7.8(Ms8)、死亡者2万人

1905年6月2日:芸予地震、マグニチュード7.2、死亡者11人

こうやってチェックすると、白頭山噴火から前後10年の間に日本でも大型地震や火山の噴火が起きています。

尚且つ、そのほとんどは日本列島の西側が乗っかっているアムゥルプレート上、あるいはその周辺で発生しているようです。

更に、そのほとんどが南海トラフ地震を含め数千人以上が犠牲になる大きな災害だった事も見過ごせません。

火山学者も指摘、白頭山が噴火したら超ヤバイ!

白頭山の噴火と南海トラフ地震という地理的に関係が無いように見える災害が、実際のところリンクしていたという衝撃的な事実を、数人の研究者は把握しているようです。

静岡大学の小山先生は、1995年の日本地震学会秋季大会で、「歴史記録からみたアムゥルプレート周縁変動帯における地殻活動の時間変化」という題名で発表しています。

もしも両者に全然関係性がないのであれば、こういったふうに火山学者が関連性を示唆するはずがありません。

繰り返しますが、白頭山が噴火する前後数年の間に南海トラフ地震が3度、又、富士山の噴火も2度起きている点は決して見逃す事はできません。

白頭山の噴火と日本の大災害――

やっぱり、地下のマグマ活動がなにかしら影響を与えているのかもしれません。

これらの情報から、白頭山の噴火が差しせまっていると言われている現在、仮に噴火が現実になったとしたら、その後に南海トラフ地震が続くものだと警戒しておくべきではないでしょうか。

そのうえで、元禄時代がそうであったように、富士山の噴火も「セットになって」起こる可能性があると考えておいた方が良いでしょう。

防災への備えを改めて確認してください。

スポンサーリンク


おすすめの記事