【南海トラフ地震】
南海トラフで
163年分の歪みの蓄積が見つかる!!
東大教授
「いつ発生してもおかしくない」

早いもので東日本大震災(3.11)が発生してから既に7年の歳月が経過しました。

東日本大震災(3.11)の死者数は19,418人だと、
2016年3月に、消防庁が発表しました。

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19,418人の中には震災関連死も含まれています。

震災関連死と言いますのは、
震災後の避難生活による体調悪化や過労等、
震災の間接的な原因で死亡する事です。

震災関連死には自殺も含まれます。

東日本大震災(3.11)の震災関連死者数は3,523人で戦後最悪です。

改めて、どれほど被害が甚大であったか痛感してしまいます。

 

「南海トラフ地震は
いつ発生してもおかしくない」

(画像は「気象庁」より引用)

日本の周辺は世界でもトップレベルの地震多発地帯と言われています。

いくつかのプレートがぶつかり合って、
複雑な力がかかっています。

地球が存在している限り、
日本は地震の脅威から逃れる事は決して出来ません。

日本で、次に発生すると心配されている巨大地震の1つが「南海トラフ地震」です。

(画像は「気象庁」より引用)

南海トラフ地震は、最悪、
死者数が33万人を超えてしまう可能性があると言われています。

日本政府はこの死者数を少なくするために、
震度6弱を超えるレベルの凄まじい揺れが予想される
29都府県、707市町村を
防災対策推進地域に指定しました。

対策の強化を急いでいるところです。

東日本大震災以上の深刻な被害が予想されている南海トラフ地震は、
もはやいつ発生してもおかしくない状況だと言います。

「ANNニュース」によると、
南海トラフ周辺の地殻でかなりの“歪み(ひずみ)”がたまっている事が観測されたようです。

海底の動きをダイレクトに観測するため、
海上保安庁は9年前から南海トラフの15ケ所に観測機を設置しました。

その観測データによると昨年1年の間に、宮崎県日向灘沖で2cm、
更に高知県沖では5.5cmの地殻変動が確認されたといいます。

このデータから、
プレート境界面の地殻変動は一様ではない事が実際に確認されました。

南海トラフのようなプレート境界面では、
プレート同士が安定して滑らかにスベる領域と、
圧力によって固定されスベりにくい“固着域”があります。

この固着域に歪み(ひずみ)が蓄積されて行き、
そのうちプレートの耐力が限界に到達すると一気にスベる事で海溝型のプレート間地震が発生します。

こんかい観測された高知県沖のように、
より大きく地殻が動く場所のほうが、固着性が高いので、
地震が発生する可能性が高いと考えられています。

「ANNニュース」の中で、
東京大学地震研究所のH氏は、
「既に南海トラフは、いつ大地震が発生してもおかしくない状況だ」
と注意勧告しました。

日本政府は過去の地震発生履歴から、
『今後30年の間に60パーセント~70パーセントの確率で南海トラフを震源とする地震が発生する』
と発表しました。

この確率の受け止め方は人によって違うでしょう。

ですが、H氏が言うようにすぐ間近に差し迫った脅威と認識しておくべきでしょう。

 

いくつかのデータを総合して算出される
地震予測

さて、
今後30年の間に60パーセント~70パーセントの確率で発生すると予測されている南海トラフ地震ですが、
この地震予測というのは一体どのように行われているのでしょうか。

南海トラフ地震は、
主として3つの予測データを総合して予測されます。

1つ目は、
これまでに発生した南海トラフを震源とする巨大地震のデータから、
時間間隔の平均値を出して予測するというものです。

南海トラフでは、
西暦600年以降100年~200年の間隔でマグニチュード8クラスの地震が何度も発生しています。

最新の南海トラフ地震は、
1946年(昭和21年)12月に発生した、
四国から紀伊半島沖を震源域とする昭和南海地震(しょうわなんかいじしん)です。

間隔のバラつきを考慮に入れると、
次に起きる巨大地震は、2061年の前後35年です。

要するに2026年~2096年という広い範囲になってしまいます。

この範囲を狭めるために、
他のデータと照らし合わせなければなりません。

2つ目が時間予測モデルです。

プレート境界地震が発生すると、トラフに向かう岬は隆起して、
次の地震が起きるまでその大部分は沈降して元に戻ります。

この原理を利用して、
隆起の大きさを計算すれば、
隆起した岬が元に戻るまでの時間を予測する事が出来るというわけです。

現実に、
室戸岬北西の室戸港の変位量が解析されて、
次に発生する地震は2040年頃と予測されました。

3つ目の予測方法は、
地震活動期から予測するという方法です。

過去のデータから、
南海トラフ地震が発生する50年位前から発生後約10年のあいだ、
西南日本内帯で地震活動が活発化する事が明らかになっています。

1995年(平成7年)に発生した兵庫県南部地震が新たな地震活動期の始まりだと考えられています。

活動期が終わる頃、
2030年代後半に南海トラフ地震が発生すると予想されています。

以上の予測データを総合的に考えると、
2030年~2040年の間に南海トラフ地震がかなりの確率で発生すると予測されています。

ですが、今回判明したように
場所によっては、既に相当な歪み(ひずみ)がたまっています。

「2030年までは安心」とは決して言えないのです。

 

163年分の”歪み(ひずみ)”がたまっている!

(画像は「Wikipedia」より引用)

南海トラフは、5つのセグメントに分かれています。

各々が単独で、或いは連動して
巨大地震が発生しているようです。

海溝型地震が発生すると、
陸側に蓄積された歪み(ひずみ)は解消されます。

例えばCを震源とする地震が発生すれば、
Cの歪み(ひずみ)は解消されます。

但し、その際Aが連動しなければ、
Aの歪み(ひずみ)は蓄積されたままという事です。

前述した、
過去に発生した巨大地震の間隔から次に発生する地震の時期を導き出そうとする予測方法では、
最新の昭和南海地震(昭和21年)が基準になっていました。

ですが、
昭和南海地震(昭和21年)の震源域はセグメントAとBです。

更にその2年前に発生した昭和東南海地震(1944年)の震源域はCとDです。

駿河湾沖のEを震源とする最新の地震は、
1854年の安政東海地震まで遡ります。

この考え方でいくと、Eでは実に163年ものあいだ、
歪み(ひずみ)が蓄積され続けている事になります。

フィリピン海プレートが陸のプレートに沈み込むスピードは1年に5cm位です。

単純計算で、5×163=815cmも沈み込んだ事になります。

それだけ陸のプレートは圧力を受けている事になります。

言うまでもなく、
だからと言って他の場所と比較して、
駿河湾沖で地震が発生するリスクが高いという事ではありません。

あくまでも考え方の1つです。

他の地点で地震が発生する事もじゅうぶん考えられます。

以前、地質学の専門家が言っていたように、
地震が発生する具体的な地点や詳細な日時まで正確に予測するのは、
極めて困難です。

地震大国・日本で暮らしているからには、
いつ何時、巨大地震が襲いかかって来てもおかしくないと覚悟を決めて、
来たる大災害に備えるべきでしょう。

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